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記忘記 note/off note 2015-02-04



岩永文夫さんを囲む二つの講座について

「講座 二〇世紀之大衆藝能ー私説戦後沖縄大衆音楽史」一月度例会のご案内の際に「最終回」とご通知いたしましたが、その後、円盤店主の田口史人さんのご厚意で今後も継続できる運びとなりました。昨年冒頭より本年1月まで6回に亘って開催した講座を「第一期」とし、引き続き、3月6日より「第二期」講座としてさらにパワーアップした音楽プロデューサー/風俗評論家の岩永文夫さんのお話をお聞きしてまいります。ご理解とより一層のご声援の程を。
また、たいへんうれしいことに、新宿2丁目のカフェラバンデリアの藤本敏英さんの肝煎りで、岩永さんを囲む語らいの場を持つこととなりました。こちらはまず2月14日、そして4月4日、136年後の琉球処分の日に「沖縄の日」と題して催されるイベントの一コーナーで若い世代を中心に据えた語らいの場を設けていただくこととなりました。こちらは「新宿2丁目」という場所柄(?)、「風俗」を絡めながら、オキナワ近代史と大衆音楽の接点を面白真面目に探ってまいりたい。併せてこちらもご支援くださいますよう。
これまでに何度も記しましたが、わたしの知る岩永さんについて一言。
岩永さんは10代に今は亡き硬骨のルポライター・竹中労と出会い、竹中監修による不朽の大衆芸能アンソロジー『日本禁歌集』(全五巻)の全制作に関わりました。以降、1970年代にメジャーレコ-ド会社を巻き込んで本格化する「沖縄島うた」本土紹介の制作にも竹中の右腕として活躍。嘉手苅林昌、大城美佐子、知名定男、大工哲弘等、沖縄島うたを代表する唄者たちの歌声をCBSソニー、ビクター、コロムビア、テイチク等のレコード会社から36枚のLPレコードにまとめて広く紹介、90年代に巻き起こった「沖縄音楽ブーム」を先駆けます。
二つの会は沖縄島うたの表も裏も知り尽くした岩永さんに72年本土復帰「世替わりー」前後、島うたがもっとも熱かった時代の情景を中心にたっぷりと物語っていただこうという主旨の下、発足しました。わたしたちは岩永さんご自身が直に体験し、運動した「琉球島うたルネサンス」をわたしたちの「同時代史」に留めてまいりたいと思います。
これまで広言を控えてまいりましたが実を言えば、岩永さんは本講座開始直前の一昨年末に肝臓癌疾患が見つかり、以来、「根治」に向けて日々是闘病生活。現在も苦しい加療をつづけながら、ご自身のよく知る、「世変わりー」本土復帰前後に束の間現出した「琉球島うたのエルドラド」を同時代史になんとしても語り伝えようと獅子奮迅しています。文字通り、岩永さんの懸命の営為に心からなる連帯のエールを! と、末席に連なる一人として切に乞う次第です。2015.2.4

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