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記忘記 note/off note 2018-06-22


陰徳あれば陽報あり

今週はずっと『韓国歌謡史』仕上げ作業。CD制作は慣れているが、本作りは久しぶりで、戸惑うことの連続だった。待ちに待った金時鐘先生からの帯文(お忙しい中、ご無理を言って引き受けてくださったのだ)が届き、ようやく最後になった帯データを入稿して、やれやれ一段落。とおもったら、印刷所から「スリップのデータは?」の連絡。担当デザイナーの青木隼人さんは明日からツアーに出かけて来週までできない(青木さんはミュージシャンでもある)というし、来週では間に合わぬ。どうしよう。いろいろ思案しているうちに、藤原邦久さんの顔が思い浮かんだ。藤原さんはオフノート、否、それ以前のディスクアカバナー以来専ら、デザインを提供してくれたレーベル最大の功労者だ。もし、「オフノートの顔」というものがあるとすれば、それは藤原さんと一昨年亡くなられた写真家・桑本正士さんのお二人が作ってくれたと言っても過言ではない。現在、藤原さんはご自身の体調不良とご母堂の介護のため、郷里の岡山に戻り、第一線から退いておられるが、こちらが困ったときはいつでも力を貸してくださる。今回も二つ返事で引き受けてくださり、二巻分のスリップを瞬く間に仕上げてしまった。いつもながらセンスが光る丁寧な仕事ぶりで。藤原さん、桑本さん、エンジニア・石崎信郎さん、鋭い感性とたしかな腕を併せ持った「職人」たちの陰の仕事があればこそ、オフノート作品の一つひとつが輝くのだということをあらためて実感する。まさに「陰徳あれば陽報あり」。おれはといえば出版記念会の宛名書き100余名ほどを母に手伝ってもらいながらこつこつ。一夜明けて、五十肩の左腕(利き腕)が痛む痛む。が、こういう作業の一つひとつが「作品」へ愛情を沁み込ませる道筋なのだから避けては通れぬ。山登りのようにときには苦しいけれど、たのしい作業だ。ただ、てっぺんを目指すのみ。同道者・藤原邦久さん、石崎信郎さんのご健康を切に願う。

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