記忘記 note/off note 2018-08-14
日々の泡
8月に入って通販注文が激減していることは報告した。「ニッパチだから」とクサってても仕方ないので販促をかねて旧譜紹介の駄文をこねくりまわすことにした。一日一枚ペース、すくなくとも今月いっぱいはつづけますので何卒お付き合いのほどを。一作入魂、全力投球でいきます。
最近、友人にもらった一枚のCDで対馬在住の古藤只充というすぐれたうたいのことを知った。古藤さんの歌手半生には長いインターバルがあるようだ。ずっと地道に歌いつづけてる人はそれだけで十分ステキだけど、意図的に唄と距離を置いた人の歌声にはなぜかつよく惹かれるものがある。名古屋のいとうたかおさんにしろ、京都のオクノ修さんにしろ、長いブランクを経てふたたびうたいはじめたううたうたいたちの唄はどこかみずみずしく隅々まで輝いている。たぶん、リタイアの理由の大半は「生活のため」ということになろうかとおもうけれど、日々のくらしのなかでいままで気付かなかった「ことば」の裏側に張りついたもう一つの「コトバ」の領域に感覚の触手が伸びるからなのか、一旦唄を離れた断念の深さからなのか、キラキラしてて潔い。そいつが無性に眩しい。
本日、鳥取県西伯郡・下岡真様より下記アイテムのご注文をいただきました。どうもありがとうございます!
下岡さんとは本作が機縁となって知り合うことができました。きっと。もう四半世紀近く前だよなぁ。何度も大工哲弘さんのコンサートを企画主催していただいたり、一方ならぬお世話になりました。今回のご購入は「保存用」とのこと、なんだかとてもうれしく有難いです。下岡さん、これからもよろしくお願いいたします!
2018-08-14 09:51