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記忘記 note/off note 2020-01-21


日々の泡

去年の年の瀬から倉庫をぼちぼち片付けているが、永らく「品切」状態だったアイテムが突然出てきたりしてなかなかたのしく、新鮮だ。倉庫のフロントは新譜とか売れ筋?の作品が占拠し、残部僅少アイテムは日陰の片隅に追いやられる身の宿命(さだめ)、ついでにわたしの記憶からも埋もれてしまって二重の不運を託つことになる。だからというわけではないけれども埋もれた作品に再会するたびにいとしさはつのり情けはしがらむ。で、いきおい、どこかこれらの旧譜を想いっきり取り上げてくれる雑誌はないものかしらんなどと虫のいいことを考えたりして。音楽業界全体が不況なら、音楽ジャーナリズムが振るわないのは自然の成り行き。音楽雑誌も従来の月刊を維持できなくなって、隔月になったり季刊になったり、年二回・年刊なんてものもあるくらいだから先行き見通しは暗い。そんな不遇を託っても当事者たちは、休刊や廃刊になって潰されるよりはなんぼかマシということなのだろうかなぁ、やっぱり(わが身に置き換えて身につまされる)。けれども、雑誌というのはどんな類いのものでも新しいネタを採り上げるのがタテマエになってるから、編集者としてはそこが辛いところ。いくら按配したっても隔月や季刊じゃまるで間尺で合わないもの。それに、早さだけを競えば兎と亀、ネット情報にはハナから敵いやしないんだからさ。それでも、いま音楽雑誌を継続しようとするなら、深く潜るしかあるまいよ、潜水艦みたいにさ。人々の記憶の底にねむってるものを浚ってピカピカに磨けば、そいつが出来立てのほやほやの「新譜」とか今朝採れ立ての「最新ニュース」じゃなくたって人々の興味を十分に惹くとおもうのたな。それに誰も知らなきゃ、新譜も旧譜もはちのあたまもありゃしないってんで、ここが思案のしどころよ。どなたかおひとついかが? 同時代の記憶を記録する音楽雑誌ってのを。その節はなにぶんよしなに。どうぞご贔屓・お引き立てのほどを。 2020.1.21

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