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記忘記 note/off note 2020-06-23


デラシネのフォークロア

このたびのコロナ禍によって地方分権・地方主権・道州制等のねむっていてキーワードがふたたび浮上してきただろう。国家が単一の共同幻想であり、大衆にとっての目のうつばりであることが白日の下に曝されしまったのだから当然だ。これが現政権、唯一の功績か。否、やはりこれもコロナのお蔭と云うべきだな。

コロナ禍のいま、要請されているのは新たな「草の根」の創出だろう。現在はすっかり廃れてしまったが、一昔前なら「ジャズ」とか「フォーク」のネットワークは確実にあった。唄・音楽を媒介し人とひとが出会い・語らい・繋がり交流する「草の根」のネットワークが。いやまして音楽の担う使命は大きい。

詩人・谷川雁が云うようにこの国の辻々に天皇制が根深くし染みついてるのだとしたら、現在求められているのは地域に根を下ろし大衆に根を張ることだろう。同時代を生きる民衆の総力を結集するルローバルな「対抗社会」の作風はきっと「対抗文化」就中・音楽が先取りして提出するだろう。政治ではない。

音楽においては少し遅れてきたなという実感がある。ジャズの昂揚を具に知りフォークやロックの受容を肌身で体験した一世代上の先輩たちがうらやましい。自分はそのかけらを拾い、残り香を嗅いだだけだ。が、この断片や微かな匂いが音楽の全体を夢見させるのかもしれぬ。ジャズとフォークロアのまったき融合という夢を。

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