記忘記 note/off note 2020-11-24
とまらない汽車の行き先
この国の国家モデルは「大本営」以来変わらずブレーキを取り外してアクセルだけを偏執的にチューンナップした変則改造車だ。経済功利の既定路線を突っ走るには適しているが、それ以外の道はまるで走行できないから牛馬にも劣る。それが「GO To」イケイケドンドンのターボエンジンを搭載したのだからたまらない。経済功利のハイウェイを一直線にすっ飛ばして気づけばドツボにはまるなりゆき。「馬鹿がターボでやってくる」一巻の終わり、チョン。ハナからわかってたこととはいえ、馬鹿につける薬なし(可及的速やかにこ奴らによく効く特効薬と馬鹿の感染を予防するワクチンを開発していただきたい)。もしも「Go To」の予算をいつ・どこでも・何度でもPCR検査が無料で受けられる国民皆検査にまわせば「ハンマー&タンス」は成立したはずだという一般常識はかれらの思考の埒外であるらしい。何の脈絡もなく、ふいにうたううたうたい・オクノ修の歌声が浮かんできた。「とまらない汽車が走る あの町この町と ただめぐりゆくだけか 神の意(こころ)のまま」(とまらない汽車)。さて、と。この国の現在において「とまらない汽車」の寓意するものが新型コロナか感染対策か、はたまたこの国の末路かは神のみぞ知る!? 2020.11.24
2020-12-07 18:19