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記忘記 note/off note 2018-10-13



日々の泡

新譜『東京挽歌 / 原田依幸 川下直広』当初より大幅に完成が遅れたけれど原田さんには中国公演を翌日に控えた一昨日、川下さんには本日誕生日に届けることができてホッと一安心。「終りよければすべてよし」という都合のいい言葉も浮かぶがまだ発売すらしてないからね。さあ、これからだ。

田依幸さんは中国公演に出来立ての『東京挽歌』を持参してくれたがいま旭日の観がある中国の人たちがこのCDを手に取ってどうおもうだろう。ジャッケットを飾るつげ忠男さんのペン画に「風景の死滅」とか「時代への挽歌」の意味を込めたが「寂滅」というのは「蘇生」のはじまりでもあるんだがな。

海外出版されたつげ忠男作品集のタイトルは『SLUM WOLF』だったり『TRASH MARKET』だったりするが、翻訳や受容の過程でテクストの中にその国の事象が滲んでくることは大いにあり得る。だとすれば音楽はさらに自由だ。「上海の東京挽歌」とか「紐育挽歌」なんてのも可能か。これぞ国際艶歌主義路線。

今日13日は南島謡人・大工哲弘さん、咆哮し彷徨するテナー吹き・川下直広さん、京都のウクレレ弾きうたい・水晶(みあき)ちゃんの誕生日だ。レーベルゆかりの3人が同じ誕生日というのは珍しいし、なんだか無性にうれしい。そこで3人の作品を一つずつ掲げることににしました。お誕生日、おめでとうございます!








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