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記忘記 note/off note 2019-02-07


本日、大工哲弘・知久寿焼ジョイントライブ「春節のかりゆし2019」(代官山・晴れたら空に豆まいて)。おもえば、大工哲弘とたまの共演は本作を嚆矢とする。おれたちが創出した「ジンタ」の作風はやはり一期一会の「出会いの音楽」だとおもわずにはいられない。本作から23年、大工哲弘と知久寿焼、久々の再会は同時代音楽のこれからに何をもたらしてくれるだろうか。 2019.2.7

MEMO ジンターナショナル 2018

本作は『ウチナージンタ』につづく「ジンタ」シリーズ第二弾として1996年にリリースされた。
本作を制作する前年は阪神淡路沖大震災からはじまり、米兵婦女暴行事件に端を発した沖縄米軍反基地闘争の昂揚、新宿ホームレス強制排除…と転変し連鎖する時代相はわたしたちの足下にも暗い影を落としただろう。が、「歴史」を繙き、「世界」規模で俯瞰するとき、わたしたちを取り巻く劣悪な環境は、悲喜こもごもに繰り返す歴史の必然であり、たったいまも世界規模で同時進行している諸現象、シンクロニシティの一事例であることに気付くはずである。ならば、それを解決する方途として、唄は、音楽は、あるいは言葉はいま、なにをなし得るか…。
もし、「ジンタ」という音楽の成り立ちが舶来西洋音楽にたいする身体的受容が生んだ和洋合作の大衆音楽という定義に相違なければ、いまこそわたしたちは「ジンタ」の機能をさらにヴァージョンアップして「歴史」と「世界」へ回路を繋がねばならぬと考えたのである。ゆえにわたしたちが本作のタイトルを『JINTA INTERNATIONALE ジンターナショナル』としたのはモデルチェンジを示唆したのであって、単に革命歌「インターナショナル」を収録リストに加えたからではない。大工はそれを証明するように、阪神淡路沖被災地で「復興節」を歌って被災者の心を慰藉したし、地元沖縄の反基地闘争集会では「がんばろう」「沖縄を返せ」を高らかに歌い上げて大衆の士気を鼓舞した。さらに新宿西口公園での反対集会でも「生活の柄」をしっとりとうたい、野宿者たちの涙を誘ったのである。
音楽家・篠田昌巳が生前、盟友・こだま和文の「音楽になにができるだろう」との問いかけに「微力なんだよ、でもやるんだよ」と答えたというが、まさに然り。音楽は、唄はたしかに微力であろう。だが、一人の魂の奥底に一点の燈りを確実に灯すことはできる。それだけでいい。「星火燎原」、小さな蛍火のごとき焔だからこそ、かならず曠野を灼き尽くすのだから。
「ジンタ―ナショナル」から22年、たったいまも世界は「歴史」の錯誤を破滅的に繰り返している。ならば、わたしたちもそろそろ、「ジンタ」のモデルチェンジをおこなわなければならぬ。タイトルは決まっている、『JINTA EARTH ジンタ―ス』だ(語呂が悪ければ「EARTH JINTA」でも可)。いまこそ、地球規模の「ジンタ」の創出を、そして民衆の歌声の潮流を!2018.8.23


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