記忘記 note/off note 2019-02-08
[風来ノート I ]
つげ忠男×中里和人 二人展
初原の風景 ー光と闇の間に浮かぶもの
1968年の『ガロ』デビュー以来、劇画表現に新たな地平を切り拓いてきた孤高の劇画家・つげ忠男と、風景の裏側に隠された闇の深層をひたすら凝視し印画紙に定着しつづけてきた異界の写真家・中里和人による、初の二人展を開催します。無頼の群像が闊歩する市井陋巷を導入部に、都市周縁にひろがる「湾岸原野」「河川敷まぼろし」へと、風景の境界に岐け入るワンダーランドを画と写真でお楽しみください。
2019年3月9日(土)~19日(火)12:00-19:00 会期中無休
ANEWAL Gallery 現代美術製作所
京都市上京区挽木町518
主催:風来画房、off note
共催:現代美術製作所
協力:NPO ANEWAL Gallery
【関連イベント】
つげ忠男×中里和人 サイン会
3月9日(土)13:00~17:00
3月10日(日)13:00~16:00
参加費無料
つげ忠男×中里和人 トークイベント「風景の境界」
3月9日(土)18:00~
参加費1500円
両日とも同ギャラリーにて
お問い合わせ:現代美術製作所(曽我)
caf@anewal.net / 070-5013-3820
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【プロフィール】
つげ忠男(つげ・ただお) 劇画家。1941年、東京に生まれる。中学卒業後、葛飾の採血会社に勤務。1960年頃から実兄・つげ義春の影響をうけ貸本マンガに短編を発表。61~67年まで6年間の沈黙の時期を経て、1968年『ガロ』で再デビュー。以来、次々と問題作を発表して大きな注目を集める。1970年代は『夜行』、1980年代は『COMIC ばく』を主な発表の場として作品を発表。1990年代は主にエッセイと絵を多く手掛け各誌に発表。1995年、代表作「無頼平野」が石井輝男監督によって映画化。2000年、ワイズ出版より長編「舟に棲む」刊行。2016年、最新作「成り行き」が「なりゆきな魂、」(瀬々敬久監督)として映画化され話題となる。作品集多数(北冬書房・ワイズ出版等)。近年、カナダ・イタリア・アメリカ、フランス等海外での作品出版も活発になる。現在、待望の長編連載「昭和まぼろし 忘れがたきヤツたち」(ネットマガジン『Comic MeDu』執筆に奮闘中。
中里和人(なかざとかつひと)
1956年、三重県生まれ。写真家。東京造形大学教授。
日本各地の地誌的ドキュメントを中心に、小屋、路地など身体的スケールから見える、日本の社会的ランドスケープや夜景作品などを発表。越後妻有アートトリエンナー 2012&
2015を始め各地のアートイベントに参加し、地域性を読み込んだインスタレーション作品や写真ワークショップなどを多数行う。つげ忠男作品「曼荼羅華綺譚」(北冬書房)では忠男氏と対談を行う。写真集に「湾岸原野」「キリコの街」「小屋の肖像」「東亰」「路地」「R」
「ULTRA」「lux」「Night in Earth」などがある。さがみはら写真新人奨励賞、写真の会賞受賞。 http://www.nakazato.info
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