記忘記 note/off note 2019-10-18
日々の泡
「100年に一度の災害が頻発している」という。「1000年に一度」とも。観測的にはそうだろう。が、今回の災害は人類にとって別の局面を告げ知らせているようにおもえてならない。畢竟、いま起きていることは1000年に亘って先人たちが営々と築き上げてきた自然と人の調和の崩壊もしくは危機への予告なのではないのか、と。2011年3月11日以降、オマエは宮沢賢治「春と修羅」「グスコーブドリの伝記」をしんじつ再読したか。いままた、どのように三読するのか。物語が時代を映す鏡なら「現在」はどう映っているのか。が、その歪んだ鏡(歪んで映るオノレの姿を含めて)を研ぎ直す地道な作業からはじめねばならぬ。いまはただ、苦い自問自答を繰り返すのみ。 2019.10.18
2019-10-18 10:45