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non-23 唄の実 薄花葉っぱ [2CD]


唄の実 薄花葉っぱ

いまここに。たわわに実るウタの果実、キオクの豊穣。 
懐かしさと憧れが出会う丘の上で言葉と音楽は響き合い、
歌声心沁む。10年の歳月をかけて丹精に育んだ唄の果実。
唄のおくりもの。薄花葉っぱベストライブ2枚組、全30曲。

2004年、ファースト『薄花ドロップ』リリース以来10年。ついに薄花葉っぱの二枚組ベストライブアルバムが完成。本作ではデビュー当初の堅さはすっかり取れ、肩の力が抜けた伸び伸びとした演奏を思う存分展開。CDの薄花葉っぱしか知らない人には同じナンバーを演奏してまったくちがう佇まいにグループの格段の成長を確認いただけるだろう。また、薄花葉っぱを知らない人にはその底なしの唄の魅力に惹き込まれること請け合いの強力アイテム。
収録曲は薄花葉っぱがリリースした過去2枚に収録したオリジナル曲とオクノ修、細馬宏道(かえる目)、トシバウロン(ジョンジョンフェスティバル)等バンドゆかりの歌い手、音楽家たちのカバー曲を含めて全30トラック。ディスク1に東京での演奏、ディスク2に彼女たちの本拠地・京都の演奏をそれぞれ収録した。ちょっぴりアーバンな東京サイドとアットホームな京都サイド。薄花葉っぱのもつフォーマルなよそ行きの一面と人なつっこいカジュアルな魅力を存分にを伝えて「一粒で二度美味しい」構成になっている。薄花葉っぱが10年の歳月をかけて育んだ「唄の実」を心ゆくまで。2014年作品。


Disc-1 東京2008 & 2010 
1.枇杷の実のなる頃
2.鳥の歌
3.換気扇
4.あぶくの夢
5.うすもも
6.5月の渚
7.コトホギ
8.月と貝
9.花束
10.東京ティティナ
11.古い映画の話
12.涙
13.しばしの別れ
14.桜待ちの歌
15.シャバ de ダンス2

Disc-2 京都2013 
1.シャバ de ダンス
2.朝ぼらけ
3.唄う人
4.うすもも
5.黒鍵だらら
6.去年の夏
7.願い
8.鳥の歌
9.ラクナホエ
10.月と貝
11.じーちゃんの唄
12.東京ティティナ
13.ぴかぴか星人応答せよ
14.涙
15.くるぶしソックス


薄花葉っぱ
下村よう子 Vocal,piano, harmonica,Kazoo,garakuta,chorus 
ウエッコ Acoustic Guitar,Ukulele,chorus
坂巻さよ Piano,Accordion,Ukulele,garakuta, Vocal,chorus
宮田あずみ Contrabass,chorus
with
中尾勘二 Soprano Saxophone,Drums Disc-1 Track1,2,6-11



[試聴]
Disc-1-8.月と貝:



non-23 唄の実 薄花葉っぱ [2CD]

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 MEMO 唄の実 2018

 2010年10月、わたしはこう綴った…。

 薄花葉っぱ--未来を先取りするノスタルジーのちから

 今回はぼくの大好きな京都のバンド・薄花葉っぱのことを書こうとおもう。
 薄花葉っぱを紹介してくれたのは、京都在住のうたうたい・オクノ修さんだ。「また若いけれど、良いバンドですよ」。そう言って、一本のカセットテープを手渡してくれた。薄花葉っぱが自主制作した7曲入りのカセットテープだ。「いまどき、カセットなんて…」、些か鼻白みながらも再生してみると、さらに古ぼけたSPレコードの針音が聴こえてきた。一曲目は笠置シヅ子往年のヒット曲『東京ブギウギ』。懐メロのバンド?! ぼくの一瞬の疑念を振り払うように、やがて針音のあわいから、はじめて聴くのになぜかなつかしい歌声とやけに人なつこい演奏とが一塊りになって浮かび上がってきた。「出遇った」、そうおもった。
 
 遠い月が満ちて欠けて 百万回繰り返しても
 白い貝が揺れる波に 百万回さらわれても
 握った指先ひろげることない 私は思い思い続けることでしょう…
  *
 あなたの生きる場所を まだ知らぬ今日を
 (月と貝)

 どこか知らない場所とまっさらな時間の彼方からなにかをつたえにやってきた声と音楽たち。やわらかい世界とやさしい時間。いつのまにか、最初の違和感は消え、ぼくは一曲ごとに薄花葉っぱのうたがもつ独特の世界の方へ誘い込まれていった。そして、テープを聴き終えたときには、薄花葉っぱのCDアルバムをつくることを決意していた!
 それからすぐにメンバーと会い、ミーティングを重ね、初のレコーディングに漕ぎ着けることができた。けれども、実際にレコーディングに臨んでみると、ライブを含め演奏経験に乏しかった彼女たちはじぶんたちの世界観をおもうようにかたちにすることができなかった。関島岳郎、中尾勘二、船戸博史ら、百戦錬磨の手練れたちの好サポート、アコースティックの職人、石崎信郎の粘り強いエンジニアリングを得てようやく、ファーストCD『薄花ドロップ』は完成した。アルバムには未だぎこちなさがのこる初々しいバンドの演奏が収められている。
 それからぼくは幾度、彼女たちと旅をしただろう。東京・名古屋・京都の楽旅を何度か繰り返し、沖縄にも足を運んだ。空が白むまで呑みかつ語らった想い出はきっと忘れることはないだろう。

 泣き空仰ぐ 雲は近く うすもも暮れる 風はやさし
 川の向こうで暮らす人たち 遠い景色を白くけぶらす
  *
    続く未来に流れる世界に手をつなげたら変わる気がして
 祈る言葉と届かぬ思いに手を触れたならわかる気がして
 (うすもも)

 ぼくは薄花葉っぱのうたと音楽が醸し出す「やわらかい世界」「やさしい時間」がすきだ。
 かつてぼくはこんなふうに記した。

 未来を先取りするノスタルジーのちから。
 薄花葉っぱの描く世界像はどこかなつかしく、それでいてあたらしい。彼女たちは記憶の底のほうににふりつもるなつかしいコトバのかけらを一つひとつ丁寧に拾い出し、やさしく息を吹きかける。息吹を与えられたコトバたちはメロディの大海原を自在に泳ぎながら、ぼくたちになにかをつたえにやってくる。それはハートランドからのメッセージ。生まれる以前のキオクと手のひらのなかの夢を繋ぐための。下村よう子の泣き笑う歌声は記憶の再生装置。ウエッコ、坂巻さよ、宮田あずみ、3人が奏でるアンサンブルは夢の映写機である。彼女たちが映し出す「どこにもないリバイバル映画」に感じる「なつかしさ」と「あたらしさ」はまだ獲得されていない未来の原像なのかもしれない。ああそうだ、ノスタルジアスは「郷愁」と「憧憬」の両義をあわせもつ言葉だったっけ。ノスタルジーは未来を夢見る、のである。

 最近の薄花葉っぱの演奏はぼくのささやかな期待をはるかに凌駕するほどの充実ぶりを示している。ここ数年、多くのライブの機会に恵まれたおかげで初期のぎこちなさはすっかりとれて、彼女たちが本来思い描いていた「うた」のイメエジを些かも損なわずに自在にあらわすことができるようになった。昨年、リリースされたセカンド『朝ぼらけ』には目を瞠るほど、見事なバンドの成長ぶりが記録されている。  そんな矢先、坂巻さよが一時、バンドを離れることになった。彼女の歌声と鍵盤を喪うことはグループにとって大きな損失にちがいない。だが、哀しむことはない。あたらしい朝のはじまり。坂巻さよ自身も残ったメンバーも、それぞれが棲む「場所」を、誰かと共に迎える「今日」と「明日」をきっと探しあてるだろう。ぼくはそれを期待しながら見届けよう。

 2010年10月11日 坂巻さよが旅立つ日に。

(『TRUSH UP』 2010年)

 いま、8年前の拙稿を読むとき、甘酸っぱい感情が込み上げてくることを抑えることができない。かつて、わたしが薄花葉っぱに抱いていた感情は「あこがれ」に他ならなかったけれども、それは未來を予納する「契機」だったはずだ。坂巻さよの離脱に端を発し紆余曲折を繰り返して活動停止に到ってからもすでに5年の時間が経過した。いまさらながら現実のタイムテーブルの非情さを痛感するばかりだ。わたしたちが音楽に抱いた「あこがれ」や「理想」が日々の暮らしの中で吞み込まれたり浸蝕されたりする現実。ならば、薄花葉っぱの音楽は止めどない現実の時間の流れの中で「未来を先取りする」効能を喪ったか。いや、そんなことはない。本作は薄花葉っぱのベストライブである。本作をお聴きいただければ、彼女たちが、そしてぼくたちが音楽に託した想いは変わらずそこに在ることが確認できるだろう。そう、いまも憧れは屋根にいる!

 2018.2.6 神谷一義


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