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AUR-24 帰還 / シバ

まぼろしの名盤、25年の時空を超えてついに帰還!
シバは高田渡の依鉢を正統に引き継ぐブルース歌手である。72年、URCレコードより『青い空の日』でデビュー。第一作はトラディショナルブルーズやフォークソングを下敷に同時代の心象風景を描いた歌詞を乗せ、独自の唄世界を切り拓いた重要作として今日も世代を超えた多くのリスナーに愛聴されつづけている。その後『コスモスによせる』『夜のこちら』とアルバムを重ねる毎に持ち前のブルーズフィーリングは深度を増し、他の追随をゆるさない。デビューから20年後、92年制作された本作は鬼才・梅津和時をプロデューサーに据え、鮎川誠・知久寿焼・リクオ・新井田耕造・ャールズ清水・ドクトル梅津バンドら手練たちの強力サポ―トを得、てシバのブルーズ・インパルスが激しく妖しく火花を散らす最高の一枚に仕上がった。リリース当初から高評を得ながら故あって永らく「廃盤」状態にあった本作が25年の時空を超えてここに蘇える。まぼろしの名作、ついに復活だ! 2017年作品

[収録曲]
1.謎の電車
2.ジャックナイフ
3.満州鉄道の夜
4.ルート20ブルーズ
5.帰還
6.象
7.9:50分発○○行き
8. 夜
9.下のほう
10.死刑囚の唄
11.ブルーズ・ブルーズ


シバ Vocals, Guitar,Blues Harp, Piano

直角中根 Guitar, Percussion
円周率松枝 Bass, Percussion

梅津和時 Alto & SopranoSaxophone, Clarinet, BASS Clarinet, Percussion
片山広明 TenoSaxophone
早川岳晴 Bass
菊池隆 Drums, Percussion
鮎川誠 Guitar
リクオ Piano, Chorus
知久寿焼 Chorus
塚本弥生 Violin
新井田耕造 Drums
チャールズ清水 Piano, Organ


Poduced by 梅津和時


[試聴]
5.帰還



先行発売中!出荷は2016年12月18日となえいます。

AUR-24 帰還 / シバ

価格:

2,700円 (税抜 2,500円)

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MEMO 帰還 2018

1992年に制作されたまぼろしのアルバムの覆刻である。
1972年デビュー以来、シバはトラディショナルブルーズを下敷きにしながら単なるコピーに終らず、その土台の上に同時代の心象風景をくっきりとトレースして独自の世界を作り得た真のオリジネイターの一人である。シバはすぐれた歌手であるばかりでなく、三橋誠(三橋乙耶)として70年代の劇画表現に一時代を画した『ガロ』を主戦場に自作品を発表する漫画家でもあったから、そのうたうブルーズにはそこから得ただろう独特の情感が滲む。『ガロ』を彩る作家たちの中でも私小説的作風で知られる安部慎一や鈴木翁二とはまさに同世代の友人同志であり、若き日のアシスタントを務めた永島慎二や、つげ義春・忠男兄弟らの名作群にも大きな影響を受けたようにみえる。漫画表現を従来の「子供向けコミック」から解放し、そこに深い陰翳を刻み「文学作品」に比肩するものしたのはこれらの作家の粒々辛苦の賜だが、シバは『ガロ』にあつめられた同時代の覚書を自身のブルーズやバラッドのなかに投影して生き生きと蘇らすことに成功した。シバのコトバがいつも映像を伴ってあらわれるのは、漫画執筆で鍛えたこのイメージの喚起力によるものにちがいない。『青い空の日』『コスモスによせる』『夜のこちら』初期3作にはシバのブルーズフィーリングの深化と進化の過程が克明に記録されているだろう。
極私的な回想で恐縮だが、高校生のときに出会った第三作『夜のこちら』には鋭く胸を抉られた。僭越ながら「家路」や「思い出」とりわけ「埃風」にシバという歌手が到達した大きな達成をみたのである。いまでも、これらの唄はわが胸中を離れたことはけっしてない。
そんなわたしがどうして前掲の名盤三作につづく新作に携わるようになったのか、いまとなってはまるで思い出すことができない。たしか、わたしがシバ本人に電話して新作の制作を打診したようにおもうが、それも定かではない。当時のわたしは仲間たちとディスクアカバナーという沖縄専門レーベルを立ち上げ、ネーネーズ『IKAWU』、知名定男『島うた』をリリースしたばかりだったから、傍から見てもシバの新作企画は奇異に映ったにちがいない。でも、わたしの脳裏には「埃風」の唄声が、なぜかつげ忠男「無頼漢モノ」の映像を伴って大きく鳴りつづけていたから、周囲の雑音はまったく耳に届かなかったのだろう。
そんなある日だ、一本のデモテープがシバ本人から届いたのは。もちろん、そこに収められていたのは本作収録の唄たちだったけれども、演奏スタイルは従来のシバ本人のギターとハープだけではなく、直角中根(ギター)と円周率松枝(ベース)、「闇のヘルペス」未知のミュージシャン二人が全面サポートしていたのである。届いたテープを聴き出した途端、ここに並んだ唄たちが「おれたちの身丈に合った音を」と切実に訴える声が聞こえてきた。本人に確認すると「まさに然り」と言う。当時、わたしは音楽家・梅津和時さんと共に沖縄音楽をめぐる新たなプロジェクトに着手しようとしていたからプロデュースを任せたらどうかと考えて、そのことをシバ・梅津双方に確認すると二つ返事の快諾をいただくことができた。とりわけ、直角中根と円周率松枝の二人が喜んでくれたことが印象的だった。二人はわたしとほぼ同年齢、音楽の趣味嗜好もより近かったのである。
とまれ、主に梅津和時さんが揃えてくれた豪華なラインナップで録音に臨むことになった。スタジオに入り、梅津一派のジャジーなブルーズ魂とシバのメタブルーズとがガチンコでぶつかった瞬間、デモテープでは隠れていたブルーズインパルスが火花を散らして烈しく炸裂したのである。焔にガソリンをぶちまけるようなその攻防の態様はディスクに記録された通りだ(乞うご一聴)。
巷間、オーソドックスなフォークファンにとって、オフノート作品はあまり評判がよろしくない、と聞く。その理由を問うと、管楽器を多用するからなんだそうで、フォークとホーン&ブラスは「水と油」と考えるリスナーは少なくないようだ。だが、かならずしも歌い手たちはそうおもってはいない。ホーンがあれば、自身の声をもっと遠くへ届けられるからだ。未だ先入観を棄てきれない方にぜひ本作を聴いていただけたらとおもう。きっと、シバのメタブルーズの身丈に合った衣裳はこれだ!とおもっていただけるだろう。
本作は「楽曲著作権」をめぐって関係者間に感情の齟齬があり、永らく「お蔵入り」の不遇を託ってきたがときの流れと共にそれらもすっかり解消されて、ようやく昨年ふたたび、日の目を見ることができた。「四半世紀ぶりの帰還!」とはその際にわたしがつけたベタな惹句。 

2018.8.22

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