カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ お客様の声 サイトマップ
RSS
OFF NOTE CD NET SHOP
off note  DISC AKABANA  Katyusha MISORA RECORDS
〈オフノート/ディスク・アカバナー/華宙舎/ミソラレコード/邑楽舎〉CD通信販売
INFO
TEL 03-5660-6498   MAIL info@offnote.org 
[お支払方法]
郵便振替・銀行振込・代金引換・クレジットカード・コンビニ・電子決済
送料無料

記忘記 note/off note 2023-12-06

 音に導かれて

20〜30代のおよそ10年ほど送った俸給生活は毎日が砂を噛むように味気なかった。その中で音楽を聴くことが唯一の慰めだったろう。否・慰めというよりさらに切実で救いと呼ぶ方が相応しい。その頃聴いた音楽は身と心の奥底まで沁み込んでその後の30年を音の巡礼へと導いてくれた。コロナ禍の3年も乾いた身と魂を音楽で潤した。今度音たちはどんな旅路に連れ出してくれるだろうか。

記忘記 note/off note 2023-12-06

 音に導かれて

20〜30代のおよそ10年ほど送った俸給生活は毎日が砂を噛むように味気なかった。その中で音楽を聴くことが唯一の慰めだったろう。否・慰めというよりさらに切実で救いと呼ぶ方が相応しい。その頃聴いた音楽は身と心の奥底まで沁み込んでその後の30年を音の巡礼へと導いてくれた。コロナ禍3年にも乾いた身と魂を音楽で潤した。今度音たちはどんな旅路に連れ出してくれるだろうか。

記忘記 note/off note 2023-12-05

表現の正味

割れせんべいが好物だ。かたちこそ不揃いだが味よく安価。茶菓として大いに重用しているが最近袋の中の正味が3割ほど減って少々がっかり。値段を据え置くための苦肉の策か。音楽や表現はそうはいかぬ。収録曲減らして価格据え置きとか今日のライブは70%ほどの熱量でとはまいらぬのだ。表現は経済の規矩で推し量れぬ。どんな情況にあっても全力でやるしかない。否・困難な時代であればあるほど精一杯。

記忘記 note/off note 2023-12-04

瞬きに栖む永遠

子供の頃時間の経過が長く感じたのは未知との遭遇や初めての体験が目白押しだったからだろう。夏休みの一日一日には永遠が宿っているように思えた。私にとっての空白の30年が瞬く間に過ぎ去ってしまったと感じるのは出会いや感動が少なかったからか。ならば自らに訪れる老いや地球の周暦が革ってゆくのを残り時間を遣ってじっくり味わい尽くせばいい。きっと一刹那にも永遠が宿るだろう。

記忘記 note/off note 2023-12-03

昔も今も

最近朗読音源ばかり聴いて過ごしたので久々のドビュッシーは細胞一つひとつに沁み通った。脳内が言葉で飽和状態になると音がほしくなるのか。音盤制作事始の頃もネーネーズ制作の合間にライブに出かけて乾いた身内にジャズをこってり仕込んだっけ。逆にオフノート最初の5年間はインスト中心だったが唄が恋しなくなって路線変更した。が・詞と音は而二不二である確信は些かも揺るがぬ・昔も今も。

記忘記 note/off note 2023-12-02

「読む」営為

俳優声優の文芸朗読に接しながら「読む」営為に思いめぐらす。黙読は記憶のスクリーンに物語の光と影や詞の象りを映し出す行為なら朗読は他者に語りかける声の裡に詞の香気が馥郁と薫る。目の前の一人に切切と語りかけるようなのがいい。大仰な身振りでは魂には届かぬ。物語が世界記憶へ到る回路なら音声は宇宙森羅万象を貫く。同時代のオーラルヒストリーを音吐朗々と語り切っていきたい。

記忘記 note/off note 2023-12-01

思案中

旧譜再発の目玉としてリマスターがあるだろう。試みにいくつか聴いてみる。たしかに音質は良くなっているがオリジナルがもつ時代の空気が稀薄になっているのは否めぬか。サウンドは時代の衣裳。過去の作品を今の風に晒してみたい気持ちは私にもあるがここが思案のしどころよ。音や詞が表現の核心を射抜く光彩を放っていれば作品は古びぬと自分に言い聞かせたりして逡巡すること頻り。

記忘記 note/off note 2023-11-30

モノガタリ交響

最近有名・俳優声優による文芸作品朗読を集中的に聴いたが言葉の伝達と演技は表現の位相がちがうようだ。名優かならずしも良き語り部とはかぎらず作為や技巧が際立つと鼻につく。やはり自然体でなければ言葉の真実は伝わらぬか。ふと鈴木翁二CDアルバムに収録した数篇の自作朗読を思い出す。あの語りは魂の表白そのものだった。物語を包む音響効果も詞の響きと彩りをよく引き出していた。またやりたいな。

記忘記 note/off note 2023-11-29

記忘と希望

およそ30年まえのオフノート作品が現在も聴き継がれているのは稀有なことにちがいない。新たなリスナーには20〜40代の方々が多く含まれていることに大き希望を見出す。30年まえ私たちもあなた方と同世代だったのだから。瞬間の記録・渾身の音の力が時空を超えて魂から魂へ継承されてゆく軌跡と奇蹟。銀盤の一つひとつに「いま」の息遣いを吹きこみ同時代の感動を刻んで届けよう。

記忘記 note/off note 2023-11-28

ブルーズの年輪

最近取引先から『こんにちわマーチンさん / オクノ修』『帰還 / シバ』の追加注文が増えている。二作とも制作から30年ほど経ているが未だに注文が絶えぬのは嬉しい。それにもまして嬉しいのはお二方とも70代を迎えた今も現役で歌い続けていること。30年前の声の記録と今日のライブの間に刻まれたブルーズの年輪を確めつ二人の唄うたいと同時代を共有できる喜びを噛み締める。

ページトップへ