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記忘記 note/off note 2020-06-24


遡行する未来の予兆

2ヶ月ほどまえの投稿をコピペ。コロナ禍いらい、日々暮らしながら、過去の記憶がフィードバックして現在のじぶんに語りかけててくるような不思議な感覚を味わっている。記憶はいずれも切れ切れだが、この記憶はおれの意識・無意識の集団性から締め出されはぐれた心性なのか。いまは、この断片(記憶のかけら)を拾ってもただ途方にくれるだけだが、こいつはパズルのピースであり、「未来の予兆」なのかもしれぬという予感がしきりに心をざわつかせる。そう、過去の記憶を装った「未来の予兆」(まさにバック・トゥ・ザ・フューチャー!)。眠りに誘われるようにして背中から分け入った「ブッシュ・オブ・フォースツ」の藪の中。わたしたちは今世紀にひろがる「物の怪たちの棲む森」に分け入った最初の人類ということになるのかな。だとすれば、無意識の叢の中で精霊・物の怪たちと共生(けんかしたりなだめたり)しながら音楽を奏で・踊りを踊ればいい、未来の予兆」というダンスを。そして、完成したパズルはどんな「像」をあらわすだろう。 2020.6.24

ふと思いついて、エイモス・チュツオーラ『ブッシュ・オブ・ゴースツ』再読、頁を繰っている内に出会したのがこのチラシ(梅津和時 at アケタの店17周年記念『続・大仕事』)。チラシ裏・下段の広告内容から推して、1992年ごろのものか。ということは、いまからおよそ28年前だな。チラシ裏に記載された連日プログラムから醸される噎せかえるばかりの「密集」度にまずは目を瞠らされるが、同時に錚々たる出演陣の中に鬼籍に入られた方が、わたしが知るだけで7名!も数えられることに時代の激流の凄まじさをあらためて感じないわけにはいかない。いま生きてここにあることの奇蹟と有難さをしみじみと噛みしめたいとおもう。『ブッシュ・オブ・ゴースツ」の主人公少年が奴隷商人の威嚇砲撃の轟音に慄き、誘われるようにして精霊たちが棲む「森」深くへと分け入っていったように、物語の回路を辿って記憶の森へと遡行する道すがら、たまたま拾い上げたのがこの紙片だったというわけか。それにしても「精霊たちの森」の入り口にたつ樹の名前が「未来の予兆」というのは示唆的だ。いま、わたしたちはまさに「未来の予兆」樹の前に立っているのかもしれぬ。…と、ここで思い出した。おお、このイベントの最終日は行ったぞ。このときだな、『シーコ・メンデス』と名付けられた、粒揃いの梅津曲の中でもとびっきり美しい旋律の曲を聴いたのは。ちなみにシーコ・メンデスは「ブラジルのアマゾニア奥地アクレ州に生まれ。生涯の大半を ゴム採取人として暮らした人で、森の住人の立場からアマゾニアの開発に警鐘を鳴らした」という。なんだか繋がったね。いつまた、この本を開くかわからないけれども、チラシもそのまま本の中に挿んでおこう。同時代の記憶のかけらは世界樹「未来の予兆」の下に埋めておけばいちばん見つけやすいだろ。 2020.4.16

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