記忘記 note/off note 2019-08-17
日々の泡
暑い夏にはやはり熱い音頭がよく似合う。というわけで、目下『音頭奔流 日乃出家小源丸十三夜』(四枚組大作!)の準備作業に寧日ない。日乃出家小源丸師の至芸は音頭と浪花節、櫓と舞台、引いては、「語りもの」と「音曲」に架橋する一世一代の浪曲音頭だ。これを聴かずして河内音頭は語れない。9月21日の浅草木馬亭公演に間に合わせるべく、全員野球ならぬ全員音頭で鋭意作業中だ。乞うご期待。2019.8.17
そして、ちょうど一年前のつぶやき。
河内の音頭場を覗くたび、脳裏を掠めるのは中世アジールの再生ではないのかという感想だ。モダーン大阪を一皮剥けば中世がせり出してくるカラクリ仕掛けはなかなかスリリングだ。音頭とプンムルとカチャーシーの複合化合体で都市の基底を揺らせば確実にこの国のリズムは変わる。 2018.8.17
2019-08-17 11:00